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ご無沙汰しております・・・。

冷たい風の中にも、暖かな春の日差しを感じられるようになりました。
春本番はもうすぐですね。

日本料理 匠 本店 のお料理も、冬の名残から、だんだん春の食材に変わりつつあります。
そんな季節の移り変わりを感じられるお料理に触れられることに感謝しています。

先日、春から夏に向けての企画などについてのミーティングを行いました。
三越店で販売する毎月の企画弁当の件では、来月は母の日、6月は初夏の香りを出していきたい、
7月の土用の丑はどうしていこうか・・・と意見交換をいたしました。
実は今の悩みは、土用の丑。そう、ご存知のようにうなぎの稚魚が不漁のため、
うなぎの流通量が極端に少なくなってきているという現状があります。
うなぎの専門店ではないので、今年はお弁当の販売を見送ろう・・・でも、
やはり楽しみにしていて下さるお客様がいるのでなんとか販売したい・・・。
今のところ、うなぎを確保出来るよう努力していくというところで落ち着きましたが、
うなぎに限らず、今まであたりまえに手に入った様々な食材が、環境の変化が主な原因で
入手が難しくなってきています。

料理屋として、日本料理の中で後世に伝えていきたい、また伝えていかなければならないと
感じているものの中には、素材そのものも含まれています。
さまざまな変化を感じつつも、自然の恵みに感謝の気持ちを忘れることなく、
この行方を見守っていきたいと思います。

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